当然ですが、子ども好きの看護師に一番人気がある職場は小児科です。勤務する病院にもよりますが、規模の大きい病院では小児科への異動希望がとても多いそうです。または、転職先として小児科クリニックを希望する人がとても多いのだとか。子どもが好きな看護師であれば仕方のないことかもしれません。
しかし、小児科だからこそのデメリットがあることも知っておきましょう。
子どもによっては、先生を見ただけで泣き出したり、注射で泣いたり暴れたりといった子もいます。また、その親とのやりとりもしなくてはなりません。また、病院によってはインフルエンザの時期になると看護師が予防接種をする場合があるため、注射が苦手な看護師であれば辛い職場になる可能性があります。子どもの場合は血管も細く注射がしにくいので、注射が苦手な人であればなおさら難しいです。自分の注射が下手なせいで子どもが泣いてしまったら辛いでしょう。
加えて、救急受付をしている病院だった場合、子どもは夜間に体調を大きく崩すことが多いので忙しくなりがちです。
小児科は一般的な病院と少し違うため、実際に働いてみないとわからない部分が多いです。そのため、小児科へ移動又は転職したものの、理想と現実のギャップで辞めてしまう人は少なくありません。
なお、子どもに関する職場の中でも、規模の大きな病院の新生児集中治療室は適性や辞令で異動することが多いそうです。新生児集中治療室は、極低出生体重児や早産児の他、新生児の様々な疾患に対して、24時間体制で治療と管理を行います。夜勤があるのでその分高給与ですが、肉体的、精神的にハードという特徴があります。